大工 香ノ木政博

ABOUT

大工 香ノ木政博

Masahiro Kounogi
Succession and innovation of advanced
carpenter's technology and wisdom.

先達大工の技術と知恵の継承と革新

祖父、叔父が大工の家系で、幼少期から建前を見て育ちました。高校へ入学が決まり、普通に学生生活を過ごしていましたが、どうしてもその憧れを忘れられず、15歳の時に中退し、大工の道へと歩を進めました。

もちろん最初は丁稚奉公。棟梁の背中を見ながらがむしゃらに技を盗む日々でした。寺院などを手掛ける宮大工の徒弟として、刃物の研ぎから、道具の使い方といった基本的なことを学ぶことから始まり、「大工としての家の建て方とは何か」の根本にそこで触れました。修行5年でやっと「年明け」を迎えて墨付けを許される世界で修行10年。恩返し奉公を終え、晴れて独り立ちし、私が27歳の時に今の香ノ木住建を設立しました。修行時代は今思えばとても充実していて、とても大変な時期でした。とにかく木に触れ、木についての知識を深めた時期です。その時ののみやかんなといった道具は今でも使っています。その道具の手入れや研ぎをしている時がいい気晴らしになって、精神統一にもなり、今でもよくやっています。そんな時に設計やデザインのインスピレーションが浮かんできたりするので不思議なものです。先達の大工さんたちのすごいイマジネーションもきっと研ぎをしている時の賜物なんだと思いますね。

狛犬

大工の技術には家をより良くするための無限の可能性があります。木を熟知し、道具を熟知し、腕を練磨する。「匠」とは素材を磨き上げ最上級のものへと昇華できる職人です。秀でた大工はまさに匠を冠するに値します。その匠の技術を現代、次の世代でも継承すること。それは香ノ木の夢であり、目標であり、義務だと思っています。そしてそれこそがお客様に提示できる何よりの利益でもあります。

昔は今と比べて大工の技術を必要とする場面は多くありました。木造住宅、木製の建具、家具など、自分の腕を発揮できる舞台があって、かんな、のみ、のこぎりなど、古来からの伝統的な刃物を駆使する場面も多く、大工は現場で腕を磨きながらも、みんなが生き生きと、満足しながら働いていました。私はそのやりがいが活力となり、最高の建物を建てる原動力になっていたんだと感じています。

鉋

大工のイマジネーションを発揮できる舞台が
家づくりをさらなる高みへと持ち上げる。

現代の最新の設計建築の手法を取り入れた木造住宅でも、
見落としがちですが、大工の腕が発揮することで、
品質もデザインも性能も格段に良くなる箇所は多くあります。
建売だと多くみられるクロス張りの壁ではなく塗り壁にしたり、
ちょっとだけこだわって木製の印象的な建具にしたり、
鉄枠の部分を気密性、断熱性にも優れる木枠を使用したり…。
大工の活躍できる舞台が一棟の家づくりの中でどれだけ多く
取れるかで、実は家の性能・品質・デザインは格段に上がります。
大工の技術を活かし、生き生きとした活力を原動力として、
家づくりの土台の水準を上げることで、性能・品質・デザインが
洗練され、より理想の家へと近づくことができる。
ここが時間と予算に追われる多くのハウスメーカーやハウスビルダーが
絶対に真似できない家づくりであり、香ノ木の技術と経験と知恵が
最大限に発揮される箇所です。どんな地域でも昔から「住んでみて後悔しない家づくり」は、
お客様と一番近い目線の大工が一番知っているものです。

大工のイマジネーションを発揮できる舞台が
家づくりをさらなる高みへと持ち上げる。

現代の最新の設計建築の手法を取り入れた木造住宅でも、見落としがちですが、大工の腕が発揮することで、
品質もデザインも性能も格段に良くなる箇所は多くあります。
建売だと多くみられるクロス張りの壁ではなく塗り壁にしたり、ちょっとだけこだわって木製の印象的な建具にしたり、鉄枠の部分を気密性、断熱性にも優れる木枠を使用したり…。
大工の活躍できる舞台が一棟の家づくりの中でどれだけ多く取れるかで、実は家の性能・品質・デザインは格段に上がります。
大工の技術を活かし、生き生きとした活力を原動力として、家づくりの土台の水準を上げることで、性能・品質・デザインが洗練され、より理想の家へと近づくことができる。
ここが時間と予算に追われる多くのハウスメーカーやハウスビルダーが絶対に真似できない家づくりであり、香ノ木の技術と経験と知恵が>最大限に発揮される箇所です。どんな地域でも昔から「住んでみて後悔しない家づくり」は、お客様と一番近い目線の大工が一番知っているものです。

香ノ木の矜恃

PHILOSOPHY

年間限定三棟。
それはすべてのお客様の
一生に一度の家づくりを
責任持って務めさせていただくため。

大工 香ノ木政博

昔の大工は今と比べてかなり主体的だったと思います。自分の美学をもち、巧みの技術でより完成度の高い家を目指すといったような感じです。現場での主導権は大工にあり、全てを司っている存在。時間的な余裕もかつては今よりはあり、大工の持つ技術力とイマジネーションが広く発揮される舞台がそこにはありました。家の良し悪しも大工の腕次第で決まるほどでしたから。だからこそ影響力も大きく責任も今以上に大きかった印象です。今では時代の流れもあって、建売がシェアを占めているので、現場での効率化を追求し続け、時間との勝負をしている感じがします。それが良いか悪いかは置いておいて、余裕がなくなった分だけ、大工の本来持つ、技術とイマジネーションを活かす場は少なくなってきているのは事実です。

責任を持って一棟一棟仕上げるためにはやはりそれなりの時間はかかるものです。かつ、現場でこだわり持って最高のものを仕上げるためには時間を要します。ただ、その課程があればこそ生まれてくる品質(仕上がりや性能、延いては劣化しづらさにも直結する品質)も確かにあるのです。手をかければかけただけ、その後の家での暮らしがより快適になる。宮大工上がりの私は、そこで生まれるものこそ、お客様の「後悔しない家づくり」の根幹だと感じています。だからこそ年間三棟しか手掛けることはしないんです。

何百といった「本物(技術・品質)」を宮大工、大工修行時に見てきました。その「本物を見定める目」が自分の持つ一番の武器であり、建物が本物であることはもちろん、ワンチームで現場に臨む時も、一緒に入る職人さんには最高のパフォーマンスができる人を見定めます。信頼できる職人さんだけで一棟を手掛けることで、より集中して手掛けることができ、それこそがお客様の利益へとつながると信じています。

香ノ木住建
アドレス
〒443-0002
愛知県蒲郡市清田町橋詰32-10
tel 0533-67-3745
fax 0533-74-3801
連絡先
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受付時間 8:00-19:00
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